自分をLGBTであると思うに至ったきっかけ(3)
彼女への恋心を認めた私は、消極的な癖に情報収集だけはがっつりやるという根暗な性格のため、毎日のように「レズビアン」とか「LGBT」とかのキーワードでネット検索しては情報を収集しまくりました。
そのせいで今でもLGBT歴が私よりはるかに長い人よりもその辺の用語に詳しかったりします。
彼女への片思いが1周年を迎えようとしていたある日、事件は起こりました。
飲み屋で酔っ払いながら、夏休みの旅行先について話していた時に彼女が放った一言。
「そういえばさ、旅行、彼氏と一緒に行くんだよね。」
彼女に恋人ができた。そして結婚を考えていると。実質上の失恋でした。
旅行楽しんでね!
必死で笑顔を繕って、そう言って彼女と別れた後、ぼーっとしながら夜の街を彷徨いました。
いつか来ると分かっていたこと。だけど自分の頭の中では
「この1年、何やってたんだろう私。」
という思いが消えませんでした。
数日間泣いて泣いて、泣きまくった後、ある結論が出ました。
このままじゃいけない。自分はもっと自分のことを理解しなきゃいけない。
じっとしていたら、ずっとこのまま自分は自分について何も理解しないまま死んでしまう。動かなきゃ。
自分のことを理解するためには、セクシャリティの問題は避けて通れない。だからまずはそこに向き合おう。
今までの自分とは違う行動をしよう、様々な場所に足を運び、様々な人に会ってみよう。
まだまだ経験していないことがたくさんあって、これから一歩づつ進んでいくつもりです。このブログはその軌跡にしていきたいと思っています。
おしまい